理想という夢

「恋人にするならこんな人がいい」と、誰でもある程度好みのタイプはあるものです。
しかし、現在恋人がいる人は、付き合っているその相手は理想通りの人でしょうか。
同じ職場や身近なところに恋心を抱いている憧れの人がいたとして、その人は自分が思う理想のタイプに当て嵌まる人でしょうか。

人の理想とは一種の夢です。
一般的に夢とは叶えるために突き進むべき目標と考えられますが、その一方、叶う事はないものの心の中で大切にしておきたい願望とも捉えられます。
理想の恋人像を自分の中に作り上げ、それに当て嵌まる相手と出会いを果たすまでは一切の妥協はしない、と頑なに決めている人もいるかもしれません。
しかし、世間で今恋をしているほとんどの人は、自分の理想とは多少違う相手であったとしても、その人の中に好ましく思える部分があるのなら、理想とは関係なく恋に落ちるものです。
「こんな男性、こんな女性と付き合えたらいい」と想像している理想は、言ってみれば所詮は理想であり、何が何でもその相手と心に決めてしまっている人はほとんどいないでしょう。

人には長所と短所があります。
ある人から見た場合には長所であっても、別のある人から見た場合には短所になるという事も起こり得ます。
好きになりかけている相手に短所と思える部分が存在し、理想からかけ離れた人だったとしても、その人の本質を素敵だと感じるのであれば、その時点で恋は芽生えるでしょう。
実際に相手に対面する場合も、出会いアプリのように画面越しのやり取りであってもそれは同様です。
アプリであればメールのやり取りを経て理想的だと思った相手が、実際に会ってみると想像とは全然違っていたという事もあるかもしれません。
しかし理想と違うその相手と一緒にいて楽しいと思える瞬間があるならば、それは恋なのです。
理想ばかり追い求めていては、人の本質は見極められません。
すべての出会いを前向きに捉え、運命の出会いに変えましょう。